豊中市の公民分館

公民分館? 公民館はご存知と思いますが、公民分館ってなんでしょう?

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 公民分館紹介
豊中市 広報とよなか 2010年3月で紹介された公民分館です。
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日本の公民館

公民館は、「市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする。(社会教育法第20条)」を目的として、全国の市町村に設置されています。

公民館は、小学校や中学校校区単位で、地区拠点(公民館分館や地区公民館と呼ばれる場合が多い)を設け、地域住民が気軽に生涯学習に参加できるように、地域に根ざした市民の身近な社会教育機関として、教育的、自治的、福祉的活動を進めています。

豊中市の公民館・公民分館

 豊中市には、4公民館(中央・蛍池・庄内・千里)があり、講座・イベント・展示会などを開催するとともに、市民の生涯学習活動を支援しています。

 また、地域に、住民が主体となった公民館活動の拠点として公民分館を設けています。昭和24年6月に初めて桜井谷公民分館が設置され、その後、順次整備され、現在、全41小学校区に設置されています。地域に根ざした市民の身近な社会教育機関として、教育的、自治的、福祉的活動の中核となっています。

 新千里東町にある東丘公民分館の設立は、1969年(昭和44年)10月1日です。

 

他市町村での公民館の地区活動は、「拠点となる施設があり、その拠点を利用した生涯学習」が一般的ですが、豊中市では、地域住民が中心となった組織(公民分館)が、地域のコミュニティプラザ、コミュニティルーム、学校(余裕教室)や地域の会館を利用して、その活動を進めています。

豊中市の公民分館の最大の特徴は、地域の住民が主体となって組織を作り、地域にある施設を利用して、自主的に運営されていることです。(公民分館制度は、豊中市のみのユニークな制度です)

 


公民分館紹介

 

41公民分館には、所在する小学校名がつけられています。

その配置は、次の通りです。

公民分館配置図
この配置図は、豊中市ホームページより借用しました。

各公民分館は、4ブロックに分かれて、担当公民館の協力を得ながら活動しています。

担当公民館

公民 分館

中央公民館

(中部) 

豊島、南桜塚、桜塚、小曽根、中豊島

原田、豊島北、豊島西、北条、緑地 

蛍池公民館

(北部) 

桜井谷、蛍池、上野、熊野田、大池

克明、刀根山、箕輪 、野畑、桜井谷東

庄内公民館

(南部) 

豊南、庄内、庄内南、庄内西、野田

島田、千成、高川

千里公民館

(東部) 

新 田、北丘、東丘、西丘、東豊中、南丘、泉丘

東豊台、少路、寺内、東泉丘、北緑丘、新田南

公民分館のホームページ

次の公民分館では、独自のホームページから、情報を発信しています。


公民分館の運営

分館は、独立した組織て、公平性・透明性を確保するため、以下のように運営されています。

運営委員会

公民分館は、地域団体で構成される運営委員会が設けられ、運営委員会で承認された組織・活動計画・予算のもと、活動しています。(通常、運営委員会は、期首・期末に開催されます)

公民分館責任者(分館長)は、運営委員会の推薦のもと、教育委員会から委嘱されています。

組織

分館長・副分館長・主事・主事補・会計・会計監査などの役員がいます。(役員は地元住民のボランティアです。)

役員が中心となって、自治会や地元団体内の協力を得て、体育祭実行委員会・広報委員会などが組織されています。

小・中学校の校長先生や教頭先生には、分館の運営にご協力いただいています。

活動内容

住民に皆さん生涯学習活動を支援するため、以下の活動などを進めています。

1 文化活動・・・春・秋の分館講座、文化祭、人権学習講座、広報(分館便りの発行など)

2 体育活動・・・体育祭、スポーツ大会・レクレーション大会など

3 グループの育成・・・自主的に学習活動をしているグループの応援

4 地区子ども教室の開催

5 その他分館独自事業(例 スキー)など

  地区で開催される各種団体の事業も応援しています。

予算

豊中市の分館活動交付金と独自財源(自治会からの協賛金など)で運営されています。

主な支出は、体育祭や文化祭・広報活動費などです。

活動拠点

活動拠点は、、地区にあるコミュニティプラザ、コミュニティルーム、学校の余裕教室や地域の会館などです。


豊中市公民分館協議会

41の公民分館は、運営協議会を組織して、よりよい分館活動を進めるとともに、中部(中央公民館)・北部(蛍池公民館)・南部(庄内公民館)・東部(千里公民館)の各ブロックに別れ、それぞれ地域性、独自性、公共性を大切にしながら主体的に運営されています。(協議会は1957年(昭和32年)1月に設立されました) 
運営協議会では、研究発表会や人権学習、研修会などを通じて分館全体のレベルアップを進めています。また。各ブロックでも、研究発表会や懇親スポーツ大会などを開催し、分館相互の情報交換や共同事業の展開などを図っています。 

取り組みの5本柱

平成23年度は、「取り組みの5本柱」を掲げ、よりよい公民分館づくりを進めています。
1 学校 - 公民館 - 公民分館 の連携(つながり)
*公民分館は、学校と連携した社会教育(生涯学習)機関であることを改めて確認し合うとともに、公民館に対しては、公民分館との更なるよい関係づくりや、サポートの充実を求めていきます。
2 各公民分館の現状の再認識・見直し・洗い直し
*まずは自らの足元を見つめなおすことが必要です。そのため、各ブロックにおいては各公民分館の現状把握と課題の集約に努めます。
*また、研究大会など、分館協議会の行事についても、その内容が充実したものとなるよう検討を進めます。
3 地域諸団体との連携の強化
*校区により、41通りそれぞれの実情は異なりますが、社会福祉協議会(校区福祉委員会)や自治会などの地域諸団体との活動のすみ分け連携の強化を推し進め、より良い地域づくりにつなげていきます。
4 中学生・高校生の分館行事等への関わり
*若い力の参加・参画は、公民分館の活性化のみならず、次の世代の活動の担い手づくりにつながるとともに、彼ら、彼女らにとっても地域への愛着や社会性を身につける格好の機会となります。
そのため、中学生や高校生が分館の行事に気軽に参加できるような場や機会、また環境づくりを行うとともに、企画の段階から、ボランティアとして参加できるような仕組みについて検討を進めます。
5 情報発信(公民分館ホームページなど)
*公民分館は、他に例を見ないと豊中ならではの全国に誇れる仕組みです。そのため、公民分館の意義や歴史、また、取り組み内容などを全国に向けて発信するため、ホームページの作成に取り組みます。
さらに、「広報とよなか」においては特集を組み、広く市民へPRを行うとともに活動への参加のきっかけづくりとしていきます。
*また、それぞれの公民分館においては、研修や分館相互の情報交換を通し、広報誌の充実やホームページの作成など、情報提供のスキルアップに努めます。

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